フィルムの種類
1932年、イーストマン・コダック社が最初の8mm映画用フィルム「ダブル8」を発売しました。その後1965年、コダック社、富士写真フイルム社が相次いでスーパー8、シングル8を発売し、個人が簡単に映画を撮影、制作し、映写することが広まりました。
ここでは一般的な小型フィルムの見分け方についてご説明致します。
スーパー8
コダック社が開発し、1965年(昭和40年)から発売された8mmフィルム。50feet巻のカートリッジ式でコダック社以外の各社からも販売されていた。現在でもトライX(B/W)、ビジョン3、200T/500T/50D(ネガフィルム)の4種類は販売されている。ダブル8(レギュラー8)より画面が大きくパーフォレーション(穴の部分)が小さく、画面の真ん中にあるのが特徴。トリアセテート製のため、富士写真フイルム社のシングル8のフィルムよりも厚い。
シングル8
富士写真フイルム社が開発し、1965年(昭和40年)から発売された8mmフィルム。50feet巻のカートリッジ式で富士写真フイルム社オリジナルの規格で製造販売された。RT200N(タングステンタイプ)は2010年、R25N(デーライトタイプ)は2012年に生産終了。ダブル8(レギュラー8)より画面が大きくパーフォレーション(穴の部分)が小さく、画面の真ん中にあるのが特徴。ポリエステル製のため、コダック社のスーパー8のフィルムよりも薄い。
ダブル8 ・ レギュラー8
1932年(昭和7年)に発表された8mmフィルム。リールに巻かれた16mm幅のフィルムを縦半分づつ往復撮影し、現像後、半分のサイズ(8mm幅)に裁断して使用する。(25feetのフィルムを裁断するので50feetになる。) スーパー8、シングル8が販売された1965年以前から存在した規格。スーパー8、シングル8より画面が小さくパーフォレーション(穴の部分)が大きい。パーフォレーションは画面と画面の間にあるのが特徴。